過去の入選作品 award

第21回 育友会奨励賞表彰者

経済学部国際経済学科4年 梅村直希

素人から2年でプロ格闘家になるまでの軌跡~東南アジアでの生活を通じて~

プロ格闘家を目指して、タイとフィリピンに渡り練習しました。滞在中は貧困層の生活も目の当たりにしました。新興国の生活を豊かにしたいという夢、たくさんの方々に注目されるプロ格闘家としての夢。卒業後は、2つの夢をサラリーマンキックボクサーとして追いかけます。

講評

東南アジアでの単身武者修行を経て、プロ格闘家デビューという1つ目の夢をスタートさせた梅村さん。一見無謀とも思える挑戦の中で、外国人との関係構築では異文化理解こそが要だと悟り、更にこの経験からアジアの人々の生活を豊かにしたいという、もう1つの夢を抱くに至りました。2つの夢の最終実現には厳しい道のりが待っていると思いますが、持ち前のハングリー精神で乗り越えてください。10月24日のKO勝利もお見事でした!

法学部法律学科2年 𠮷村咲千賀

専修大学軟式野球部神田キャンパスマネージャーとして~専修大学二部部活から一部サークルへ~

マネージャー不在の軟式野球部神田キャンパスに入部しました。たった1人のマネージャーとしての苦労もありましたが、根が楽天的なせいか思い返すと楽しいことばかりです。東日本大学軟式野球選手権大会で強豪校を相手にベスト8になりました。

講評

初めてのマネージャーの仕事は苦労も多かったと思いますが、チーム内の様子を客観的に把握する力を身に付け、他大学の先輩マネージャーからいろいろなことを吸収するなど、苦労をチャンスと捉えて前進する姿勢は素晴らしいと感じました。さらに連盟(本部)のマネージャーまで引き受ける行動力に感心しました。これからも他大学の学生との交流を大切にし、視野を広げ、マネージャーとして更なる活躍を期待しています。

経営学部経営学科3年 石川雄也

断る理由がない無償の価値

小学生に無償でオンライン授業を提供する「#おうち先生」と、地域活性化の若者団体「富士山わかもの会議Ver.2020」に取り組みました。コロナの影響でやれることが限られる一方、新しいアイデアや出会いなど、この状況だからこそできたことは大きな収穫です。

講評

石川さんは3年連続の受賞となりますが、今年は一段と活動の幅が広がったように感じます。コロナ禍の中、自分の学生生活すらままならないときに、子どもへの支援や地域活性化に取り組まれた行動力は目を見張るものがあります。地域活性化の活動では、しっかりと段取りを踏んでおり、堅実性が感じられます。また自分たちの活動拡散のために報道陣を巻き込んだのもよいことだったと思います。今後の活躍に期待します。

商学部マーケティング学科4年 小山田興雅凱

日本の自己肯定感を高め明るい未来を創る

自己肯定感を高める家庭向けサービスの起業を考え、専大ベンチャービジネスコンテストで鳳賞などを受賞しました。その後も他のコンテストでブラッシュアップしたサービスを、夢である「日本の自己肯定感を高めること」の実現に向けて日々奮闘しています。

講評

友人の突然の死から、自分を見つめ直し、様々なチャレンジをする中で「自己肯定感の不足の解決」という夢を見いだされました。幼少期の自己肯定感の不足を家庭教育で解決するという発想のもと、子供向けのプログラムを開発。その後、検証を経て、「親の自己肯定感を高めることが、子供の自己肯定化を高める」という新たな目標を掲げて、具体化に着手されています。ユニークな発想と試行を繰り返す姿勢に、大変感銘を受けました。

文学部哲学科3年 笹森貴哉

小説を『書く』ことへの挑戦とその素晴らしさについて

小説を「書く」ことによって発見がありました。作者の違いや表現の工夫など、小説をより深く読めるようになりました。これは日常生活にも通じることで、物事の別の側面を見ることの大切さを学べたように思います。

講評

若者にとってパソコン、スマホ等が生活の中心となる中、小説を書くことへのチャレンジ精神に感動しました。コロナ禍で「あつもり」に代表されるゲームが売れ、ネットフリックスの登録者が激増する中、日本文学のよさを再認識し、文章で伝えることの難しさを乗り越えて素晴らしい作品を完成されました。令和元年には学内の懸賞論文・文芸作品コンクールで柘植光彦文学賞を受賞されています。社会人となっても執筆を続けられるとのこと、ご活躍を祈念いたします。

ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科3年 佐伯響子

私の存在意義 ~ドラコンへの道~

大学入学後、自分の存在意義について悩んでいましたが、ドラコン(ドライバーショットの飛距離を競う競技)に出会ったことで、新しい自分へ踏み出すことができました。全国7位の結果でしたが、次こそは全国1位を目指して精進します。

講評

慣れない授業や友達作り、そしてゴルフ部の先輩方との実力差に悩み、自分の存在価値を問う時期もあった佐伯さん。しかし、「ドラコン」との出会いによって、大きく成長されたと思います。日本大会優勝を最終目標とし、筋力アップやドライバーを振り続ける毎日を過ごしました。優勝こそ成し遂げられませんでしたが、プロも参戦する中で、初出場で予選を突破し、決勝に進出!立派な成果を挙げることができましたね。更なる高みを目指し奮闘する佐伯さんを応援します。

[団体応募] 体育会カヌー部 代表 商学部マーケティング学科4年 大久保泰成

悲願の日本一 ~全日本学生カヌースプリント選手権 24 年ぶりの金メダル獲得~

第56回全日本学生カヌースプリント選手権大会(インカレ)のカヤックペア200mで24年ぶりの優勝を果たしました。主将になってから優勝までの模索をまとめました。多くの挫折がありましたが、学生最後の大会で有終の美を飾ることができました。

講評

作品を見て、すぐに専大スポーツの「大学日本一」の大見出しと、満面の笑顔と隆々とした上腕筋のお二人の写真を思い出しました。24年ぶりの優勝、それも部員6名という少人数で。昨年の4位という伏線はあったものの、並み居る強豪を抑えての優勝は大変な偉業だと思います。たゆまぬ研鑽で勝利の神を引き寄せたお二人、そしてカヌー部全員に拍手を送ります。カヌー部の復活劇が今後も専大スポーツの紙面を賑わすことを期待します。
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