過去の入選作品 award

第22回 育友会奨励賞表彰者

経済学部国際経済学科4年 村田礼英

9カ月の海外生活から得た知見

2020年3月から12月まで9カ月間、ベトナムで日本語教師としてインターンシップをしました。コロナ禍で1人での海外生活。未経験の日本語教師という仕事では悩み、考え、失敗もしました。この経験を通して、これからの人生軸が生まれました。

講評

コロナ禍の中、ベトナムでインターンシップをされたチャレンジ精神に感服です。日本語教師として、日本文化も同時に伝えることに苦労されたと思います。その中で生徒たちのキラキラした目で授業を受ける姿は、この上ない喜びであったと想像します。他者目線で物事を考える大切さと難しさを学んだとのこと。この経験を生かして活躍されることを期待します。

法学部政治学科3年 近藤明里

自分の人生も彩り豊かにするためには

自分を変えるきっかけとなる挑戦をしたいと思い、ミス専修コンテストに出場しました。グランプリ獲得を目指して3カ月間活動する中で、SNSやライブ配信を毎日欠かさず行いました。挑戦し、困難を乗り越える過程が、私を大きく成長させたと感じています。

講評

「諦めないでやり抜くことができるんだという証明をしたい」という気持ちで臨んだミスコン。参加をきっかけに、ファッションブランドを立ち上げ、自分が作った服を自分がモデルとして着用したいという大きな目標と夢を得ることもできましたね。ミスコン当日はキラキラ輝いて素敵でした。今後、彩り豊かに人生を歩まれることを期待します。

経営学部経営学科4年 グエン ティ ゴック リン

現状維持より挑戦、ピンチはチャンス ~ベトナムと日本の架け橋に~

コロナ禍において、私は2つのことに挑戦しました。1つ目は、Facebookを使った就活するベトナム人学生への情報発信と交流コミュニティの立ち上げ。2つ目は在日ベトナム人の若者対象のオンライン図書館のプロジェクトです。日越関係を強化できたと思っています。

講評

コロナ禍のピンチを「青年の熱意」でチャンスへ変えられました。孤独や不安が募るベトナム人の仲間にとって、気軽に話し合えるSNS コミュニティは心強かったことでしょう。ある技能実習生の「現場に行って帰って寝ることしか考えなかったが、本を読むことにより自信を持つようになった」との言葉に目頭が熱くなりました。日越友好の架け橋としてのご活躍を期待します。

経営学部経営学科4年 鴨田知昇

準硬式野球部に所属して ~4年間の取り組み~

4年間準硬式野球部に所属し、組織の改善に尽力しました。入学当初のあまりよくない環境を、勇気をもって自ら行動し大きく変化させました。4年次には、主務・学生委員長などの役職に就き、チームを支え、全日本大会準優勝という結果を残しました。

講評

新入生のころに組織としておかしいと感じた素直な気持ちを埋没させず、改善のために率先して行動したことは素晴らしいです。何で自分だけがこんなにやらねばと思うこともあったと思いますが、チームを強く健全な心で運営するという信念を持ち続けたことが成果になったものと考えます。社会人になってもこの気持ちを維持し続けてください。

経営学部経営学科4年 松岡颯太

野球で成長した16年間 ~そして掴んだ日本2位~

22年の人生で一番熱を注ぎ、本気で向き合ったものが野球でした。野球を通して自分自身を成長させることができました。文部科学大臣杯全日本準硬式野球選手権大会で準優勝を飾りました。野球から学んだ人間力と専大で培った創造力を社会でも存分に発揮します。

講評

全国2位という素晴らしい成績への道程において、様々な挫折や苦労を乗り越え克服されました。何が必要か、冷静に自己分析し、目標を明確化し努力を積み重ねる姿に感銘を受けました。野球を通して、専修大学21世紀ビジョンである社会知性を獲得していることも頼もしく思いました。社会に出ても、自分らしく、社会知性と自分を磨いていってください。

経営学部経営学科3年 菊地聖奈

私の故郷、北海道雄武町の活性化のために取り組んでいること ~空家活用のプロジェクト、そしていま雄武町のためにできること~

地元雄武町の活性化という目標に取り組んできました。ゼミで学んだことを基にプランを考え、その実行可能性を探るために長期インターンシップを複数行い、社会人の方と積極的に関わってきました。雄武町の企業とのオンラインを通じた協力も始めています。

講評

地元の活性化に向け、町の取り組みを知り、自分のプランを検討。プランが独りよがりにならないよう、他人の視点を取り入れる柔軟さも感じました。自分にできることが何かを考えた結果、オンラインツアーへの参加といった行動を行っていることも◎です。これまでの経験で得た人脈も活用しながら、取り組みを進めてください。

文学部環境地理学科1年 鈴木梨子

デフリンピック金メダル獲得に向けて ~周りの人への感謝を忘れずに~

目標は2022年5月ブラジル開催のデフリンピックでの金メダル獲得です。私は生まれつきの難聴で、補聴器をつけても健聴者と同じようには聞こえません。苦労の分、支えてもらうことも多かったです。難聴だからこそ多くの人に出会え、助けてもらったことへの感謝を忘れないでいたいです。

講評

コロナ禍で補聴器を使ってのマスク生活は相当の苦労があると思われますが、そのことには全く触れず、さらにはご自身の高い目標を掲げるだけでなくデフスポーツの認知度向上という社会貢献も視野に入れて行動されていることに、こちらが励まされると同時にさわやかな気持ちになりました。これからも目標に向かって勇往邁進してください。

文学部英語英米文学科3年 内山恵太

小さくてやさしいマルシェ『ちょいマル』

登戸で地域のコミュニティがもっと繋がるように、小さいながらもマルシェを始めました。マネジメントは1人で行っていますが、地域の方々の協力があったから1年間毎月開催できています。活動を通じて登戸の温かいコミュニティの魅力が伝わると嬉しいです。

講評

経験してみないと分からないことはたくさんあります。仮説を立てた上で、それを実行し検証するというのはとても大事なことです。そういった意味でも、自分一人で全てを運営してみるというのは、物事を知る上でとても有用なことであると思います。また、他者とのコラボを活かしているのも印象的でした。今後の活動も期待しています。

ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科4年 佐伯響子

私の存在意義 第2弾 〜ついに日本一へ〜

大学入学後、自分を見失ってしまった私ですが、ドラコン(ゴルフのドライビングコンテスト)に出会い、前向きに変わりました。大学最後の年、「今年こそ!」という気持ちで臨んでつかんだ「日本一」。自分成長につながり、部活も就活にも良い影響がありました。

講評

300ヤードショットでドラコン日本一を獲得されたことには驚嘆の一語しかありません。ドライバー選び、肉体改造に理論的に取り組まれたことに、努力の跡が窺えます。特筆すべきはゴルフには欠かせないメンタル面の成長があることです。今後社会人になっても「アマチュア世界一」を目指し、その栄冠に輝くことを期待しています。

[団体応募] はくめいはくぼせい【はけくれ】 代表 ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科4年 石丸達也

インタビュー集『生きかた見聞録』の制作 ~自分らしく生きるとは何か~

私たちは「自分らしく生きるとは何か」をテーマに、専大OB、OG を含む社会人にインタビューを行い、「生き方見聞録」と題するWeb 記事(note)を発表しています。さらなる記事の投稿と、インタビューをまとめた本の制作に向けて活動を続けていきます。

講評

「教科書的お手本」ではなく、「現実から学ぶ姿勢」を切り口に、活動をまとめています。最近の若者に多い「従順こそ賢い生き方」に反し、「教科書は必ずしも正解にあらず」という、確固たる信念を持つ姿に、「賢い生き方」を求め、均一化教育を進めた社会への再考と警鐘を促す姿勢、専大の原点「新時代を担う青年の育成」とその継承が感じられました。

[団体応募] フォーチュン映像製作プロジェクト(3年ゼミナール生+2年プロジェクト生) 代表 文学部ジャーナリズム学科3年 村田彬

学生による地域情報テレビ番組の制作 ~川崎・横浜CATV 局「YOU テレビ」「かわスキ―街歩き学生情報バラエティ」~

学生で番組を制作し、放送局に納品しています。活動を通し、番組制作に関する知識、技能を習得しています。また、取材を通し地域への理解を深めると同時に、地域の方々や放送局から大学やメンバーへの評価を高める結果にもつながっています。

講評

番組制作に取り組んだフォーチュン映像制作プロジェクトの悪戦苦闘ぶりがよく伝わってきました。予想外の問題に遭遇しても、前向きに楽しみながら取り組めたのではないでしょうか。川崎市のイベントレポートやJR 東日本と京浜急行の連携観光キャンペーン特集、川崎・横浜の店舗の取材など、地域の方との交流からも学ぶことは多かったと思います。
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