過去の入選作品 award

第15回 育友会奨励賞表彰者

商学部会計学科4年 山賀 美裕

新しい事業を生み出すことを目指して

2年次に受講した「起業プラン作成体験講座」では、普段の生活の中で感じる課題をビジネスでどう解決していけるかということを学びました。ビジネスプランを作る意味は、それを実行することで社会をよりよい方向に変えることだと思います。卒業までに、自分のサービスを開発し、リリースしたいと思っています。そして卒業後は、社会でより大きなビジネスを実現したいです。

講評

入学当初は、将来の目標をもって学ぶ学友たちに気後れしてしまったものの、興味をもったことには全て挑戦しようという姿勢で、その焦りをプラスに転換。2年次に受講した「起業プラン作成体験講座」で学んだ成果をもって、「専大ベンチャービジネスコンテスト」 に出場し、優秀賞を受賞して自信をつけました。3年次には、別の起業講座に参加し、理系の仲間と組んで創意工夫を重ね、「3Dプリタと3Dスキャナを活用したオーダーメイドネイルチップの製作販売」というビジネスプランを提案。また、ゼミの仲間と神奈川経済同友会主催のコンペに参加して、「WiFiを活用した地域活性策」という課題に取り組み、いずれも入賞を果たしました。こうした積極性、独自性、様々な場で仲間を作り協働してアイデアを形にしてゆく創作力を、高く評価することができます。今後もその経験を活かし、IT 業界での成功を目指してください。

経営学部経営学科2年 堀内 恵悟

全ては教育から ~日本の教育制度に疑問を感じ、駆け抜けた2年間~

専修大学ベンチャービジネスコンテストで最優秀賞を受賞した際、審査員の企業家の方から、プランだけで終わらずにぜひ実践してほしいと言われたことを覚えています。プランを実行に移し、五感を使って学ぶことの大切さを感じます。またガーナでのボランティア活動を通し、実際にやってみないとわからないことがあることを実感しています。これからの大学生活でも体を使って学んでいきたいです。

講評

偏差値一辺倒の日本の教育制度に疑問を感じ、「夢や目標、生き方を考える教育」の実現に向けてビジネスプランを考案。小学生の学童保育にターゲットを絞ったプランは見事、2013年度専修大学ベンチャービジネスコンテストで、最優秀賞「鳳賞」を受賞しました。さらに、この受賞にとどまることなく、仲間の離脱など予想もできない様々な困難を乗り越えつつ、時間をかけて周到に準備を重ねて、ついにアフリカのガーナに渡り、ボラた。「全ての子供が、夢に向かい自発的に行動できる社会」の実現を目指して、教育のあり方に真っ向から取り組み、果敢にチャレンジした姿勢は、高く評価できます。これからも経験を重ね、活動の幅を広げ、さらなる飛躍を目指してもらえればと思います。

文学部日本語学科3年 宮 亮太

地域から世界、そしてまた地域へ ~アメリカでの日本語教育実習と地域の日本語教育を通して学んだ1年半~

アメリカでの実習や国内でのボランティア活動を通して、大学で学んできた日本語教育の能力が向上したと思います。また、ボランティアでは、多くの日本在住の外国人の方と関わり、多様な文化に触れることができました。出会った彼らが母国に帰ってからも、自分が日本語の先生として彼らの心の中にあるということを嬉しく思います。日本語教育ボランティアの素晴らしさを多くの学生が知り、この活動をしていってくれたらと思います。

講評

2年次の春から東京都立川市で日本語教育ボランティアに参加し、多くの在住外国人に日本語を教える経験を積み重ねた上で、米国での教育実習に主体的に参加し、日本語教育能力の向上を目指したということに、自ら学びを極めてゆこうという積極性を感じます。日本語で日本を語ることの難しさを実感するという収穫を得ただけではなく、日本にいながらでも様々な国の外国人と接することによって、違った価値感を持った人と関わり、新たな発見をすることができるということを、身をもって示してくれました。海外に出る機会が少ない学生でも、積極性と工夫があれば国際感覚を養い、地域にも貢献できるという良い例であると思います。

経済学部国際経済学科4年 岡本 倫和

BIG8からTOP8へ 体育会アメリカンフットボール部の挑戦と改革(学業と体育会部活動の両立、力を注いだ就職活動)

アメリカンフットボールを多くの人に知ってもらいたい。そして、今季掲げた目標「全勝昇格」に向かってグリーンマシン全員が一丸となって戦った挑戦の日々や取り組んだ改革について、主務として、一選手として書き記しておきたいと思い、育友会奨励賞に応募しました。 アメリカンフットボール部は今季、1部BIG8でリーグ優勝を果たし、12月13日のチャレンジマッチで勝利し、TOP8に昇格することができました。勝因はチームの気持ちがひとつになったことです。今までを振り返ると、改めて多くの人に支えられていたことを実感し感謝します。専修大学で学んだこと、グリーンマシンで活動できたことは大きな誇りです。

講評

アメリカンフットボールの競技としての本質を頭に刻みながら、仲間たちと共に励み助け合い、自分の役割を果たし、目標に向かう姿勢が印象的でした。また、「心技体」を、「心は感謝する気持ち、技は学業、体は部活動」として実践し、これを就職活動にも活かしていることが印象的でした。部活動は、結果だけではなくプロセスも大事であり、そこから多くの成果が得られることを体現してくれました。これから社会人として、「心技体」の思いを忘れず、職務に邁進してください。

経営学部経営学科2年 与那覇 竜太

全日本学生選手権での優勝

全日本学生選手権での優勝は私一人の力ではなく、いつも支えてくれる両親をはじめ、指導していただいているスタッフ、切磋琢磨している仲間、体育寮の仲間あってのことです。金メダリストの佐藤満コーチについていけばオリンピックに行けると思い専大に入学し、最高の環境でレスリングをやらせていただいていることに感謝します。これからもオリンピックという夢に向かって頑張っていきます。

講評

小学4年からレスリングを始め、小中高と全国優勝を経験して、高校卒業前に手術した左膝のリハビリを乗り越え、新人戦でも優勝。しかしその後は思うように結果が出せず、時には自分のレスリングを見失い、悪戦苦闘を重ねました。それでも練習に練習を重ね、ウエイトトレーニングや栄養の取り方まで改善し、2014年8月に、全日本学生選手権の男子グレコローマンスタイル85kg級で、見事優勝を果たしました。どんな苦しい状況下でも、レスリングへの情熱を忘れず、常に努力を惜しまず、自分なりの工夫も編み出しつつ、結果に向かって突き進んでゆく姿勢に感動しました。今後も更なる活躍を期待しています。

商学部マーケティング学科2年 中村 倫也

専修大学レスリング部での経験を振り返って そしてこれから私が目指すこと

「一緒に専修大学に進学し、レスリング部を盛り上げないか。そして、自分たちの代でリーグ戦で優勝して日本一の大学にしよう」。同じく育友会奨励賞を受賞した与那覇さんから、高校時代にもらった一本の電話がきっかけです。私は高校時代には全国大会優勝の経験もありませんでした。それが専修大学に進学し、練習を重ね、大きく飛躍することができたと思っています。4年次に開催されるオリンピックの代表に入り、そして金メダルを取って専修大学の名を広めたいと思います。

講評

入部すると同時に感じた、高校のレスリングと大学のレスリングのレベルの違い。専修大学の高度な技術指導に感動し、練習を重ねた結果、JOC杯で見事に優勝。しかし、全日本合宿に参加するも、その後の全日本選手権、世界ジュニア選手権では減量に苦しみ、思うように力を発揮できません。それにもめげず、試合に向けてコンディション作りを一から見直し、疲労骨折も乗り越え、2014年8月、全日本学生選手権の男子フリースタイル57kg級で、見事優勝を勝ち取りました。今の夢は、2016年夏のリオデジャネイロ・オリンピックでの金メダル獲得。そこに向かって真剣に努力する、そのことを楽しもうとする姿勢に、力強さと爽やかさを感じます。オリンピック代表選手に選ばれ、金メダリストとなって、夢を実現できるよう、心から応援しています。

人間科学部社会学科4年 橋本 直幸

教育の国際支援を通じて得たもの ~ベトナム・カンボジア二カ国間を巡る ツアースタッフへの挑戦~

ツアーに参加してくれた方、現地の協力者の方や子供たちに何を提供できるのか、ツアー本番中も毎日考えていました。支援をするということはそもそも何なのか、ということをツアー参加者と話し合いながら模索しました。ツアーを無事に終えることができたのも、たくさんの方のご協力、特にARBAの方々の思いや労力があってこそのものであります。このような賞をいただいたことを励みに、周りの人たちや環境への感謝や、相手を尊重することを忘れず、これからも自分にできることを考え、様々なことに臆さず挑戦して取り組んでいきたいです。

講評

2年次、NPO 法人の支援活動としてベトナム・カンボジアの2カ国を訪れ、現地の子供たちとの交流を通じて教育支援を実行し、3年次には同法人のツアースタッフに立候補し、2カ国を回るツアーを自ら企画して、参加者と現地とのコーディネートに奮闘。参加申し込みが少ないという試練にもへこたれず、宣伝に走り回って20人の参加者を集め、遂にツアーを実現させるに至りました。ツアー中は、「自分なりの支援の形を考える」というテーマで参加者との会話を重ね、自分の思いを多くの人々と共有して実現してゆくことの楽しさと難しさを知りました。「新しいことをする時、臆さず積極的に挑戦し取り組んでゆく」という姿勢にも、爽やかな共感を持ちました。

文学部英語英米文学科2年 石田 竣一

インド インターンシップで学び、得たもの

元々私は海外に9年間ほど住んでいたので、そこでインドの文化に触れる機会もあり、インドに興味がありました。そうした経緯もあり、休学してインドでのインターンシップに参加しました。何の考えもなく参加しましたが、インドで生活していく中で、多くの人と働き、貴重な経験ができました。この経験を生かして、将来はインドに関わる仕事に就けたらと思っています。

講評

2年次の8月から休学してインドでのインターンシップに飛び込み、半年間、アーメダバードという耳慣れない街で、日系企業にいろいろなサービスを行う仕事に携わり、現地での生活、インドの文化や社会の実際、そして仕事の経験まで、あらゆることから得難い大きな糧をつかみました。また、インドでお世話になった人々に何かできないかと熟考し、募金を集めて孤児院に食料や学用品の寄付をするという主体的な行動をとり、予定されたプログラムを超えた活動に踏み出したことが評価できます。未知のことにチャレンジする前向きな姿勢、社会に貢献できることを自ら考えて実行する意思、そこから将来のビジョンを得ようという態度は、他の学生たちにも模範となるものと思います。

商学部会計学科3年 大坪 盛也

私の公認会計士試験の合格までの道のり

公認会計士試験に合格し、これから残りの学生生活では、監査法人で学生非常勤として勤務します。監査の仕事を早く習得し、卒業後はベンチャー企業の支援をしていきたいと思っています。さらにその先は、経験を生かしてアドバイザリー業務をしたいです。専修大学で公認会計士を目指す後輩たちを勇気づけられるような姿を見せられたら嬉しいと思います。

講評

何かに打ち込みたいという思いを胸に、入学直後から簿記に挑戦。通学に2時間半かかる中、生活リズムを守って勉強に打ち込み、大学や提携校の講座を通じて実力を上げ、簿記大会では1位を、簿記2級では100点満点を獲得しました。しかしそこに満足することなく、3年次での公認会計士試験合格を志して、更なる猛勉強の途に。当初は全く歯が立たなかった本試験問題でしたが、成績を分析して自己の弱点を洗い出し、理論科目を早めに習得して答練に集中するなど、工夫を重ねて自信を深め、落ち着いて本試験に臨んだ結果、見事に現役合格を果たしました。主体的かつ冷静に勉強に取り組んだことが、立派な成果につながったものと思います。資格を活かして、今後の活躍を期待します。

法学部法律学科3年 高須 悠

部活動と今後の自分

高校時代に全国大会で結果を残し、元世界チャンピオンの大木幸一監督の指導を受けたくて専修大学に入学しました。主将として部をまとめるなかで、客観的に物事を見られるようになり、一人一人の気持ちがわかるようになりました。部として1部昇格、個人では3位という結果を残せました。これまでやってきたことは自信になります。将来は教員になり、ソフトテニスを広げていきたいと思っています。

講評

体育会ソフトテニス部において、2014年9月の首都学生秋季リーグ戦で個人戦3位、団体では2部優勝し、1部昇格を達成。強豪校がひしめく関東地区で揉まれながら、夏からは主将としてチームをまとめ、練習方法にも工夫を重ねて実力を伸ばし、その結果として勝ち得た成果でした。こうした経験と実績を、チームとして今後の大会に、また、教職という自らの将来に、それぞれ反映させていこうという前向きな気持ちが印象に残ります。着実に前進を続け、1部でも良い成果を得られることを期待しています。

経済学部経済学科2年 小林 宥太

硬式空手道国際大会・硬式空手道全国選抜 優勝大会出場までの道のり

幼稚園のときから空手を始め、初めて全国大会で優勝したのは小学4年のときでした。中高は陸上をやりながら道場で空手を続けてきました。現在は専修大学の日本拳法部に所属しながら空手の大会に出場しています。学生なので、文武両道を目指して、勉強も空手も部活も頑張っていきたいと思います。

講評

2013年12月の第11回全国空手道選手権大会に出場し、組手一般男子有級者の部で優勝。2012年に続く二連覇を成し遂げ、専修大学の学生の力を世に知らしめました。2014年の8月には、第30回全日本硬式空手道選手権大会に参加し、準決勝まで進んだものの、薬指骨折により棄権。しかしその後、日本最大規模の大会への出場選手に抜擢され、優勝への決意を新たにしており、試練に負けない忍耐強さと力強さを見せてくれました。また、部活動のほかに自主練習を重ね、支えてくれる周囲への感謝も忘れない。そうした積極性と人間性が成果につながっています。その思いを胸に、さらなる高みを目指してください。
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