過去の入選作品 award

第17回 育友会奨励賞表彰者

経済学部経済学科4年 平良 春人

国家公務員総合職試験 合格までの道のり

無事に試験を突破し、内定を得られたのも本当に周りの支えがあったからこそだと思います。これからも様々なことに一生懸命に取り組み、いつか支えてくれた方々に恩返しができればと思います。

講評

入学時に参加した公務員講座での指導教官との運命的な出会いから、公務員の使命とやりがいを知りました。そして、政策立案を通して日本の未来を創り、10年、20年、30年後も人々の暮らしが豊かであり続けるようにしたいと思い、公務員試験の最難関を目指しました。授業と講座を丹念に積み重ねるとともに、経済学検定に挑戦して大学対抗戦に打って出たり、仲間と社会人基礎力の育成を図るサークルを立ち上げるなど広汎な活動をする姿に、主体性を感じます。国家公務員総合職を含めて数々の公務員試験に最終合格した自信を胸に、官庁訪問での厳しい結果も忘れず、専修大学の名を世に知らしめるような行政官となってください。

経済学部経済学科4年 山崎 亮

経済産業省内定までの取り組み

震災をきっかけに日本のエネルギー事業に関心を持ちました。経済産業省では日本のエネルギーの自給自足ができるシステムの構築を目指していきたいと思います。

講評

地元福島県での震災経験から、再生可能エネルギーの安定供給への取り組みに人生をかけたいと決意し、1年次から経済産業省を志しました。その仕事をするために何が必要かを考え、試験対策にとどまらず、英会話力をつけるためのサークル活動、リーダーシップ力を養うためのゼミ長経験、学会での特色ある発表方法の試み、社会人としての総合力を培うべく自主サークルの結成、さらには地方でのボランティアや経済学検定への挑戦など、様々なフィールドへ飛び込んでゆく姿勢に、強い自発性と独創性を見出せます。経済産業省への入省を果たした今、その力を存分に発揮し、活躍されることを期待します。

経営学部経営学科4年 古郡 拓也

国家公務員採用総合職試験上位合格までの道のり ~目標に向かい邁進した三年間~

試験合格のために努力を積み重ねてきましたが、それ以上に大学職員や先生方が環境を整えてくれたからこそ今があります。官僚になって日本の未来を築けるよう努力していきます。

講評

少子高齢化の影響を受ける出身地の現状を見て、次世代育成のグランドデザインに関わりたいと、公務員を目指すことに。高校時代に伝統校野球部主将として打ち込んだスポーツの道から転向したため、基礎力の遅れというハンディを背負いつつ、集中力と忍耐力をもってひたすら地道な学習を続け、大学講義やゼミ、実家の手伝いといった困難も、支えてくれた皆への恩返しの気持ちをもって克服しました。難関の国家公務員総合職試験に挑戦し、最終合格者 230名のうち56位という上位成績で突破したことは、称賛に値します。その自信を胸に、今後も工夫と努力を忘れず、大いなる活躍を期待します。

商学部マーケティング学科4年 佐藤 美幸

公認会計士試験合格への道のり

大学生活は会計士の勉強に費やしました。諦めかけたこともありましたが、現役で合格できました。会計士は女性が働きやすい職場です。金融機関での監査で活躍したいです。

講評

高校時代に簿記の楽しさを知り、公認会計士を志しました。大学と専門学校の両立は大変なことが多く、勉強時間を確保しようと努力するあまり、睡眠不足から体調を崩すこともありました。そこでめげることなく、勉強の「質」を重視し、限られた時間に集中して勉強するなど、睡眠時間とのバランスを調整し、効率的に勉強することでトップクラスの成績を出せるようになり、見事に公認会計士試験に合格。「最後まで諦めなければ夢は必ず叶う」という信念を大切に、チャレンジ精神を忘れず、より一層活躍されることを期待します。

商学部会計学科5年 伊藤 尚起

なぜ、私が公認会計士試験に合格したのか?

単位を取ったうえで大学に1年多く残りました。5年生になって合格した人はあまりいないと思います。そういう道もあると、会計士を目指す後輩が増えてくれたらと思います。

講評

高校時代に簿記と出会い、会計学を深く知りたいと、一人暮らしに不安と期待を持ちながらも専修大学に入学。しかし、大学と専門学校の両立は容易ではありませんでした。初めての試験は不合格となり、これまでの勉強を全て否定されたかのように感じて、ひどく落ち込んだこともありました。両親からの温かい助言と支援を受けて、卒業を1年間延期し、そこから必死の努力によって、公認会計士試験に見事合格。遠回りすることもありましたが、支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れず、これから会計士として存分に活躍されることを期待します。

商学部会計学科4年 神谷 実来

公認会計士試験の在学中合格をめざして

在学中に合格できたのは、両親や周りの人に支えてもらったからです。これからは支えてくれた人に恩返ししつつ、後輩の模範となるように努力していきたいです。

講評

税理士である親の影響もあって会計専門家を目指して専修大学に入学。在学中の合格を目指しましたが、初めての試験は散々な結果となり、将来への不安から勉強に集中することができなくなり、自分の選んだ道に悩むこともありました。しかしそこから一念発起し、学業と専門学校の両立を図るため、生活リズムと時間管理を徹底して勉強に励み、見事に在学中の公認会計士試験合格を成し遂げました。「自分の意思を貫き、諦めないこと」の大切さや、支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れず、専門職を目指す後輩たちの見本となって、素敵な公認会計士になることを期待します。

商学部会計学科4年 齋藤 涼平

公認会計士試験合格を目指して ~自分との闘い~

高校3年で被災し、地元福島が衰退する姿を目の当たりにしてきました。コンサルティング業務を通して、地方の活性化に貢献したいと思っています。

講評

高校で簿記を学び、公認会計士試験への挑戦を決意。専修大学へ進学し、専門職に必要となる幅広い教養を身に付けました。大学での授業と公認会計士講座を受ける忙しい毎日に、精神・肉体とも疲弊し、プレッシャーに押しつぶされそうになったことも。初めての会計士試験は、僅かに得点が足りず、悔しい思いをしました。その時に支えてくれたのは仲間でした。励まされて、勉強への意欲を維持することができ、公認会計士試験の合格を勝ち取りました。会計の知識に経営コンサルタントとしての経験をプラスして、財務に強い CFO になるという夢を実現させ、企業経営に活躍されることを心から期待します。

商学部会計学科4年 佐藤 諒也

初心忘るべからず

国と民間をつなぐ会計士になりたいです。特に国のインフラ整備に関わり、日本全体をサポートし、専大出身の会計士は素晴らしいと評価されるよう頑張りたいです。

講評

将来何かの分野の専門家になりたい。その思いで選んだのは、公認会計士試験へのチャレンジでした。専修大学に入学後、簿記検定試験は順調に合格し、2年次から会計士試験の勉強が本格化。高い意識で学習に取り組んだものの復習が追いつかない日々、初めての試験で短答式不合格など、勉強の厳しさと心の弱さを知ることになりました。一発合格した仲間から、一番必要なものは合格できるという強い気持ちだと知り、自分もそれを意識。そして見事、公認会計士試験に現役合格。将来は、国家と民間企業の架け橋となり、国家的プロジェクトを推進するアドバイザーとして活躍されることを期待します。

商学部会計学科4年 吉澤 和恭

公認会計士試験合格までのプロセス ~公認会計士試験から学んだこと~

合格できたのは、周りの支えがあったからです。追わないで後悔する夢はあっても、追って後悔する夢はないと思うので、これからも様々なことに挑戦したいです。

講評

入学当初から公認会計士を目標に取り組んだ大学生活は、奨励生試験合格という素晴らしいスタートでした。しかし、2年次の短答式不合格が大きな転機に。学生生活と勉強方法の反省から、大学の授業を大切に取り組んだところ、大学と専門学校の授業内容をリンクできるようになりました。さらに2度目の試練は、3年次に論文式不合格。同期の仲間たちの合格を悔しさのバネにして、再び挑戦意識を高めました。モチベーションを維持できた要因に仲間との関係をあげ、精神面と人との関わりという視点で受験体験をまとめています。人との関係を大事にし、信頼される公認会計士となられるよう期待します。

文学部日本語学科4年 河名 真寿斗

全日本学生選手権優勝までの道のり

4年間、「考えるレスリング」をモットーに競技を続け、その結果、学生チャンピオンを取ることができました。4年後の東京五輪では、金メダル獲得を目指します。

講評

レスリングはバランスの崩し合いの競技であり、いかに自分の有利な体勢を作って相手を攻めるかが勝敗の鍵である。考えてレスリングをすることを意識し、相手のバランスの崩し方を徹底的に研究し、人一倍練習しました。また、チームメイト一人一人が目標を明確にし、練習後に振り返る時間を作ることで、メリハリをつけて練習に臨むこと、チーム全員が主体的に行動するチーム作りを目指しました。そして見事、平成 28年度全日本学生レスリング選手権グレコローマンスタイル 59kg級で優勝。考える姿勢を持ち、研究と鍛錬を両立し、成し遂げたこの功績は多大であり、評価に値します。

文学部哲学科4年 中村 天平

国家総合職試験合格に向けた取り組み

僕が就職する会計検査院には専大 OB の方々がたくさんいらっしゃるので、そういう方たちに学びながら、一人前の行政官として活躍していきたいと思います。

講評

高校時代に大震災と原発事故を目の当たりにし、 社会の仕組みづくりに取り組む国家公務員を目指すことに。公務員講座と大学授業との両立のために、空き時間を全て勉学に充てるというハードな生活に耐え、基礎経済科目のない文学部というハンディを粘り強い努力で乗り越えました。経済学検定対抗戦に参戦して上位成績を勝ち取り、同じ道を目指す学友と社会人総合力を養うサークルを結成し、英語検定にもチャレンジするなど、活動力と自発性が光ります。難関の国家公務員総合職試験において最終合格を果たし、230名中59位という上位に食い込みました。強い目的意識と創意工夫の成果は、称賛に値します。

文学部環境地理学科4年 太田 凌嘉

フィールドワークを通して自分と向き合った時間 ~地質や地形の研究を通して自然環境を考える~

山の斜面変動に関する地形・地質の研究をしています。卒業後は京都大学大学院に進み研究を続けます。専大で学んだことを活かして一層精進してまいります。

講評

地形学・自然地理学を専攻し、日本アルプスの山岳環境について研究に取り組みました。特に山梨県巨摩山地の櫛形山において地質調査を行い、地すべりによって形成・消滅した古湖沼の存在を明らかにしました。山地防災を考えるために有益な知見を得ただけでなく、フィールドワークを通して日本の自然の豊かさを学びました。専修大学で過ごした時間はまさにフィールドワークを通して自分と向き合った時間といえるでしょう。生活と密接に関わった自然環境の面白さを発信したいという熱意は人一倍のものがあります。これからも学問を究め、専修大学の発信力を高めてほしいという期待を込めて奨励賞をお贈りします。

文学部人文・ジャーナリズム学科4年 戸泉 宗太

山梨県公立学校教員選考検査に合格して ~取り組みの振り返りと今後について~

周囲の方々のお陰で、教壇に立つチャンスをいただくことができました。与えられたチャンスに感謝し、大学生活で学んだことを活かしながら精一杯頑張ります。

講評

教職科目をとる学生は少なくないが、強い教員志望を持ち、主体的に履修している学生は、決して多くないように思います。大学を目的実現のための研鑽・修養の場として、日々の勉学に主体的に取り組み、広い知識と深い教養を培うその姿勢から、教育に対する夢(目標)、責任感、決心を感じました。試験までの道のりを第1期から第7期までのステップにまとめ、具体的かつ明確な取り組みを示していることは、教職を目指す後輩たちに素晴らしい示唆を与えてくれます。すべての生徒の可能性を現実とするには、生徒本人の努力とともに教員の影響が大です。戸泉さんの目指す学校づくりに期待し、応援します。

ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科4年 鈴木 佳連

コミュニティ運営を通して私が成長したこと ~ NPO 法人日本アンドロイドの会で活動して~

社会人の中で活動するのは難しい点もありましたが、それを乗り越えて成長できました。これからもチャレンジ精神を忘れずにいたいです。

講評

大学に入り、自己を成長させたいという思いから、「何か」を求めていた時に出会った NPO 法人「日本アンドロイドの会」(モバイル OS Android の普及を目指す団体)。そのコミュニティ活動を通して、さまざまな経験と苦労を積んだことが、鈴木さんの情報開発の技術的能力を向上させ、かつ、人間的にも大きく成長させる基盤となりました。積極的に社会との接触を図りながら、自己を向上させたあなたの姿勢・行動には、素晴らしい成果があると思います。ぜひ、この姿勢・行動を今後も続け、情報技術はもちろん人間的にさらに成長していってほしいと期待します。

経済学部国際経済学科3年 塚本 裕貴

私の公認会計士受験

私には日本の中小企業を支えるという目標があります。未来のトヨタやソニーになるような企業を支えられるように、これから頑張っていきたいと思います。

講評

高校卒業間近で知った公認会計士という資格。入学後の学内講座で聞いた「この先の4年間を楽しむのか、はたまた、その先の 40 年間を楽しむのか?」という言葉を熱く受け止めて、そこから始まった合格への道。何度も挫折しそうになりながらも、そのたびに意識改革、勉強方法の工夫・改善、そして生来のポジティブ思考で乗り越えました。これらの軌跡は、後に続く後輩たちの手本となることでしょう。「日本社会の縁の下の力持ち」になりたいという思いを忘れず、人々から頼りにされる公認会計士として活躍されることを期待します。

商学部マーケティング学科3年 江川 颯一

これまでの歩み・これからの歩み ~専修大学で得たもの~

高校からフェンシングを始めて、専大で力をつけ、昨年のJOCジュニア・オリンピック・カップで優勝できました。東京五輪で金メダルが取れるよう頑張ります。

講評

高校時代から競技しているフェンシングでしたが、専修大学に入ってから質の高い練習を日々積み重ねてきたことにより、次第に成績をあげ、今や千葉県の「東京オリンピック・パラリンピックアスリート強化・支援事業」の特別強化指定選手に選ばれるという実力の持ち主になりました。その背景には、常に今まで応援してくれた人たちに恩返ししたいという強い思いもありました。ぜひ、この思いを大事に、忘れずに次の目標である東京オリンピックへの出場、そして入賞を目指して、さらに鍛錬を重ねていただきたいと思います。

商学部マーケティング学科3年 田場 康資

私が目指した世界と理由 ~怪我をして選手生命を絶たれてからの様々な経験と考え~

高2で左半身マヒになり絶望の淵に陥りましたが、奇跡的に治り、いまはスタッフとして体育会ラグビー部に携わっています。来年こそは一部昇格したいと思います。

講評

いつの間にか始めていたラグビー。そして順調だったラグビー人生。そんな時、高校での試合中、タックルした際に大怪我をし、選手生命を絶たれるという絶望の淵に。そこから現在に至るまで、審判員という新たな立場から、改めてラグビーと向き合いました。多くの仲間、コーチ、監督との様々な出会いを通して、常に新しい夢と目標を見出し、立ち止まることなくチャレンジしつづける姿は、正に学生スポーツの王道であると思います。これからも可能性溢れるチャレンジに大いに期待します。『one for all,all for one』

商学部会計学科3年 大石 敦也

私の公認会計士試験と会計士を目指す後輩へ

会社がどうあるべきか知りたくて、会計士を目指しました。会社の抱える問題を解決できる会計士を目指し、まずは東京でスタートします。そして、いずれは地元静岡に貢献したいです。

講評

“3年次までに公認会計士合格すること” を目標に大学生活が始まりました。大学の勉強と会計士の勉強の両立、さらには友人関係などにも悩みながら、睡眠時間を削っての試験勉強は、本当に過酷な日々であり、自分との闘いでした。しかし、その中でも大学の授業をおろそかにしない姿勢や、会計士の専門的将来像までをも念頭に置いた長期的な思考は、称賛に値します。合格したここからが本当のスタート。公認会計士としての専門知識を活かし、地元に貢献されることを心から願っています。

商学部奥瀬喜之ゼミナール 代表商学部マーケティング学科4年 津田 優香

段ボール商品『Book Stopper』への取り組みについて

市場調査から販売促進までの一連の流れに取り組み、消費者のニーズに耳を傾けることとチームワークの大切さを学ぶことができました。今後の活動に活かしていきたいです。

講評

学生が商品化を目指す教育プロジェクト、通称「Sカレ」に参加し、「もらってうれしい段ボール小物」というテーマで商品開発に挑戦。3人の思考錯誤の中から、日常生活で無意識に直面していた、勉強の妨げになるスマートフォンをしまうことができないか、教科書のページを開いたまま固定できないか、という問題を解決するアイディアを煮詰め、「Book Stopper」を開発し、具体的な提案にまとめました。コマーシャルベースでの商品化には至りませんでしたが、ノベルティに採用されるなど実社会にもインパクトをもたらしました。この経験は今後の学びで有意義なものになり、後進の手本になると期待します。

ネットワーク情報学部福冨忠和プロジェクト代表ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科3年 増井 洸貴

放送局を通じて、映像を通じて伝えていきたい

私たちは1年間コミュニティー放送局として活動してきました。生放送を中心にメンバー一人一人が責任を持って活動を行えてきたからこそ奨励賞をいただけたと思います。

講評

プロジェクト型実践的演習科目として、2011年より運営されているコミュニティー放送局では、今年度から「Senshu Time」と番組名も新たに内容を刷新し、東日本大震災の取材や、金曜日の生番組、茨城県行方市との連携番組などを手掛けました。さらに川崎市多摩区役所と連携し、地域活性化に向けた「ジモカツ」にも手を拡げました。放送というメディアを通じ、地元の良さを発信する行動力と、身の回りの魅力的なモノ、ヒト、場所に視点を当てた社会的意義のある活動は注目に値します。AI など先端的なことが発展していく時代だからこそ必要な活動であり、その研究と取り組みに期待したいと思います。
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