過去の入選作品 award

第16回 育友会奨励賞表彰者

経済学部経済学科5年 松原 拓哉

私が公認会計士試験に合格するまでの過程

今後は社会に役立てる、人々から信頼を集められる会計士を目指して、日々精進していきたいと思います。

講評

大学受験を終え、一時期は大学の講義やバイト、遊びに夢中となりましたが簿記講座に参加して会計の面白さと奥深さに驚愕し、もっと知識を深めたいと会計の世界へ進むことを決意しました。奨励生となって、大学と専門学校との両立が始まり、毎日朝7時半から夜の21時まで勉強に励みましたが、一時は「試験に挑戦することをやめてしまおう」と考えるほど追い詰められました。そこで、プレッシャーに負けぬよう自己管理を徹底して試験対策に励むことにより模擬試験では常に上位者として名前が出るほどの実力をつけられ、自信を持って試験に臨み、合格者約1,000人中25位という見事な成績で合格を果たしました。現在は、パブリック分野の業務を目指し就職活動をされています。これまで培った経験を活かし、信頼される会計士を目指して、より一層活躍されることを期待します。

経済学部国際経済学科4年 土屋 夢貴

ストリートチルドレンのボランティア活動

メキシコの子供たちの現状に衝撃を受け、ボランティアを行いました。子供たちの現状を多くの人に知ってもらいたいです。

講評

大学2年の春休み、中南米を旅した際に、途上国や新興国の治安等の問題を肌で感じとり、中南米の直面している問題を解決したいという強い気持ちから、ラテンアメリカに関する講義を積極的に受講されました。大学3年には、1年間休学し、治安への不安を抱えつつメキシコシティーとテグシガルパを訪れ、ストリートエデュケーターとしてストリートチルドレンと接し、路上生活からの脱却と定住ホームへの入居を促しました。 現地の子供たちと真剣に向き合い、強い信頼関係を築くことにより、路上生活からの脱却と自立を目指せるよう導こうとする姿勢は評価に値します。今後も、この経験を忘れることなく信念を持ち続け、子供たちの自立支援に活躍されることを期待します。

法学部政治学科4年 白川 千尋

より多くの人にアフリカを知ってもらうために ~6か月間のタンザニア生活について~

この活動を通して、考え方の違う者同士であっても、価値観をすり合わせていくことが大切なのだということを学びました。

講評

ルワンダを渡航中、日本の高度経済成長期と似た状況と環境に接し、「発展とその裏」に潜む数々の公害問題や環境問題を知って、日本で発生した想定外の原発事故を連想することとなりました。同じ道を歩まないためには、一人一人が当事者意識を持ち、自分の目で見、体験すること、そして物事に対して多角的に見ることができることが最良の方法であると考え、日本とルワンダの学生間の交流を企画し、2014年にルワンダ人4名を福島県に招致しました。この活動は、福島の現状を広くアピールするものとなり、新聞紙上でも取り上げられました。さらにこの経験を踏まえ、2014 年から大学を1年間休学し、アフリカのタンザニアで6か月間障害者対象のボランティア活動に参加しました。渡航に向けて、朝から晩までアルバイトし、費用を作るなど苦労を惜しまず、様々なことにチャレンジする姿勢と、夢の実現に向けた行動力は称賛に値します。旅行会社に就職されても大学での経験と信念を活かし活躍されることを心から期待します。

経営学部経営学科4年 石川 謙太郎

日本人初を超えるため

五輪で金メダルという夢を追えるのも周りの支援のお陰です。感謝の気持ちをもち、夢に向かって頑張ります。

講評

クロスカントリースキーに熱中し、オリンピック・世界選手権で日本人初の金メダルを獲得することを目標に、発祥の国でありスキー王国であるノルウェーのプロチームに所属して、「何事にも挑戦する」という強い信念を持ち取り組みました。失敗を恐れずに、言葉や文化の違いを克服しながら、異国での生活とトレーニングに励みました。2012年第1回ユースオリンピック10㎞で日本人初の銀メダル、2014年世界ジュニア選手権1.4㎞で日本人史上2人目となる6位入賞を果たすも、シニアの大会では結果を残せないことに葛藤しつつ、日本人初の金メダルを目指し、グローバルの舞台で努力し続ける姿勢には、スポーツマンを超えた力強さを感じます。金メダルを獲得し、表彰台に上がる日が来ることを心から願い、幼稚園時代に抱かれた「一番になりたい」という夢をぜひ叶えることができるよう期待します。

商学部マーケティング学科4年 大須賀 砂瑛

生きることに全力になった大学生活

2年半の治療を終え、何もなく毎日を過ごせることを幸せに感じています。これからも自分らしく生きたいです。

講評

大学3年の春休みに「急性リンパ性白血病」を発症し、大学を休学し、入院・闘病生活を送ることになりました。予期せぬ病魔との戦いに戸惑い、抗がん剤治療に苦しみながらも、「生きることを諦めず」に復学し、勉強に励みながら秘書検定を取得するなど、日々生かされている命の尊さを大切に、厳しい状況に負けることなく前向きに生きている姿に感銘を受けました。 生きる元気と勇気をくれた家族や友人など周りの人達の協力に応えるため、感謝の思いを常に胸に秘め、元気に生きることを最大の恩返しとして積極的に生きている姿勢を、心から応援します。 これからも、一日一日を無駄にせず、自身の信念を強く持ち、笑顔で充実した人生を送ってほしいと思います。

商学部マーケティング学科4年 原田 駿

全日本学生レスリング選手権へむけ努力したこと

余裕がないなか「お金のことは気にするな」と言ってくれた親に感謝しています。優勝して恩返しできたことが嬉しいです。

講評

高校時代は1度も優勝したことのない無名の選手でしたが、大学に入ってからは体力や筋力を一から鍛え直すとともに、基礎からレスリングを学び直すなど、切磋琢磨しながら努力を重ねました。 周りの人たちに感謝することを忘れず、ひたむきな努力によって全日本学生レスリング選手権に出場し、見事に優勝を飾りました。また、フリースタイルのキャプテンとして、常に努力を惜しまず、結果に向けて突き進む姿勢を練習や生活態度で自らが示し、部員の模範となるよう行動され、チームを一つにまとめて来られました。 これからも、これまでに培った経験と努力そして感謝の気持ちを忘れず、高い目標に向けて努力されることを期待します。

商学部会計学科4年 浦山 竜弥

公認会計士試験合格までの道のり

資格は最低限の知識を持つことを証明したに過ぎません。今後も勉強して会計の専門家として活躍していきたいです。

講評

高校3年生の頃、公認会計士は「監査業務をとおして経営の助言もできる」魅力的な職業であることを知り公認会計士を志しました。そこで、会計士に向けたサポート体制が整っている専修大学に入学しました。専門学校に行くことは経済面で両親に迷惑を掛けることになるため、奨励生を目指しましたが不合格となってしまいました。この時「絶対に奨励生の連中には負けない」と心に誓い、人一倍勉強しました。 幾度もの試練を乗り越え、現役合格を目指して勉学に励まれた結果、見事合格を果たしました。今後はご自身のビジョンで夢でもある「アメリカ的スポーツ経営」を日本に取り入れ、会計・経営の観点からスポーツクラブの運営をサポートし、スポーツクラブチームの強化を目指してより一層活躍されることを期待します。

商学部会計学科4年 沼倉 昴

公認会計士試験合格を果たして

大学生活で一番頑張ったことを書きました。卒業後は専門性を身に付けて多くの人に頼られる会計士になりたいです。

講評

大学在学中に何かに夢中になって取り組み自分を成長させたいと考え、公認会計士試験合格を成し遂げることを決意しました。最初は、集中できずアルバイトやサークル活動に時間を費やしましたが、講師の言葉をきっかけに、生活を改め自ら言い訳のできない環境を作りました。奨励生になれなければ公認会計士を目指すことを断念する、と自ら家族や友人に宣言し、自分を追い込み勉強に打ち込みました。その結果、奨励生となることができ、夏休みには朝5時起きで7時から開く自習室にこもり、講師や友人の助言も参考にし、オンとオフを上手に切り替え、自分の中の水準を上げ、計画的に勉強を進め見事に合格を勝ち取りました。努力を重ね続けられたことを称えるとともに、今後も大学在学中に培った精神力を武器に公認会計士として力を発揮し、社会に貢献されることを期待します。

商学部会計学科4年 村田 真奈美

公認会計士試験合格への道のり

内定先の監査法人では株式上場支援をやりたいです。専大から多くの公認会計士が輩出されることを願っています。

講評

得意の数学を活かした仕事に就きたいとの思いから専修大学に入学されました。簿記3級、2級と進んでいく中で簿記の楽しさを実感し、自身の思いを確信され、より難しく過酷な勉強にチャレンジする覚悟を決めて会計士を目指すことを決意されました。大学と専門学校との両立は想像以上にハードであったことからダンスサークルやバイトを諦めることになりました。しかし、親の仕送りで一人暮らしをしていたため、今まで以上の経済的負担を掛けることはとてもつらい選択でした。何も言わずに了承してくれた親に感謝し、一日も早く合格することだけを考え勉強に励みました。悔しさに一人でたくさん泣くこともありました、しかし、先輩の方々や講師の先生から勉強方法や様々なサポートを受け努力を続けた結果、見事公認会計士試験に合格されました。この3年半の間、常に支えてくれた家族、友人、そして専修大学に恩返しするためにも、信頼される会計士となり、社会に貢献できる社会人として、より一層活躍されることを期待します。

文学部英語英米文学科4年 小林 里菜

大学生活において探求したこと

ガーナでのボランティア、外務省のインターンシップなど、いろんなことにチャレンジしました。卒業後も世界を飛び回って活躍したいです。

講評

文学部英語英米文学科に入学しましたが、「英語」を学ぶだけで良いのかという疑問を感じ、語学を通じて何らかの専門性を得たいと感じるようになりました。欧米諸国を渡航した経験から、大学生活のテーマを「途上国における問題」と定め、講演会や国際会議などに積極的に参加し、途上国の現状に対する理解を深めました。また、自身の英語力を活かすため、大学1年の春休みには、ガーナで1カ月間の孤児院ボランティアに参加し、教育現場に携わる中で「発展途上国に貢献できる人間になりたい」という思いを更に強めました。 そこで現状に対応する知識や専門性の足りないことを実感し、大学2年の夏には外務省のインターンに参加し、広報班の一員として日本の政府開発援助を国内外に広報するため、様々な活動に携わりました。英語を活かし、発展途上国への貢献を目指し、がむしゃらに学ぼうとする姿勢を高く評価し、これからも国際協力の一端を担える社会人を目指して、努力されることを期待します。

ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科4年 宇野 雅

公認会計士試験合格までの道のり

試験合格はゴールではなくスタートです。金融事業部に入り、金融と会計のプロフェッショナルになりたいです。

講評

大学1年の冬、ある映画をきっかけに公認会計士を志すこととなりました。大原簿記に通う費用確保のアルバイトを行ったため、本格的に受験に専念できるようになったのは2年生の夏休みからとなりました。しかし、思うように結果を残せなかったため、環境を変えるべく予備校の説明会に参加し、奨学生試験に合格し移籍を決めました。大学のプロジェクトやテスト等との両立に苦しみながらも、体験的な理解と典型論点を確実に解く力を身に付け、見事合格を果たしました。 合格はゴールではなく、会計士人生のスタートであると認識され、今後の自身の会計士人生を見据えておられることに感服します。今後も年代ごとの目的をクリアされ、どこへいっても通用する会計スペシャリストという夢を実現されるよう、心から祈っています。

経済学部国際経済学科3年 木下 千尋

小さな社会貢献 同じ目線に立ってわかること

開発経済を勉強し、いろいろな国に行きました。これからメキシコに1年間留学します。帰国後は大学院に進学し、外務省に入りたいです。

講評

2014年8月と 2015年3月の2度にわたり、中国雲南省の農村への「学生だからできる社会貢献」を考えるスタディツアーに参加し、テーマを「環境衛生」に設定して活動されました。雲南省の農村で子供たちに虫歯が多いことを見い出し、その課題の克服に向けて、虫歯と歯磨きに関する生活習慣の改善に向けた取り組みを行いました。自ら歯ブラシの提供企業や歯科医の協力者を探すなど、周囲から様々なアドバイスを得ながら主体的に活動されました。こうした活動を通じて、発展途上地域の人たちと同じ目線に立った活動を行い、本当に必要なものとは何かを考察・提案していく姿勢と実行力を評価します。 今後も、こうした活動を通して得た経験を活かし、努力を惜しまず、社会貢献のために頑張っていかれることを期待します。

経営学部経営学科3年 齊藤 麻莉奈

専大野球部 26年ぶりの優勝を記念した号外発行までの道のり

号外発行は苦労もありましたが、やりきることができました。多くの方々が専大スポーツ編集部を支えてくれたお陰です。

講評

専大野球部は26年ぶりのリーグ優勝を果たしました。その瞬間を大学内外に速報として伝えるべく、これまでなかった「専大スポーツ」号外の発行を企画し、実現を果たしました。試合終了直後の時間のない中での発行であるため、印刷、配布等を含めて準備段階から様々な工夫と調整を行う必要がありましたが、この困難を克服するために、編集チーム全体が目標に向い一丸となって努力を重ね、それぞれの役割を果たしたことで、500部の発行を短時間で成し遂げることができたものであり、そのチームワークと行動力は高い評価に値します。 今回の号外発行に向けた取り組みと姿勢は、今後の手本に成り得るものであり、結束力の賜物であると思います。「専大スポーツ」編集部の今後と、引き続きその中で大きな役割を担われることを期待します。

商学部会計学科3年 佐藤 瑞紀

大学生活の成果

地元で目の前の人に喜んでもらえる会計士になれるよう、多くのことに挑戦して沢山のことを学んでいきたいです。

講評

高校時代に関心を抱いた会計士という職業。その難しさを教えられ、一度は諦めながらも、達成の充足感を目指して、入学と同時にチャレンジを開始しました。難しい課題が立ちはだかり、「講義にしがみつく」ような復習を重ねる日々。同じ志の友人たちと支えあい、家事を担ってくれた姉の気持ちを後ろ盾に、深夜まで、あるいは早朝から、答練に励みました。自らの弱点を分析して勉強法を工夫し、時間の効率的活用と睡眠の確保を意識し、諦めたくなったときには自分を奮い立たせながらも、あえて休息をとるようにするなど、冷静に勉学に臨んでいる姿が印象に残ります。3年次での現役合格という成果はもちろん、体力と精神力を身につけ、家族と友人・先生方というかけがえのない存在に気付いたその受験過程も、一生の宝物です。その成果を胸に、社会に貢献し、周囲に力を与えられる専門家になってください。

商学部会計学科3年 藤林 沙羅

公認会計士試験奮闘記

内定先の監査法人で卒業までアルバイトをして、そのお金で短期の海外留学をする予定です。将来は企業買収を担当したいです。

講評

入学後のガイダンスで知った公認会計士の魅力。先輩たちが勉学に励み合格する姿を見て、鳥肌が立つほど感動したその気持ちを胸に、挑戦を決めました。経営者の相談相手になりたいという、仕事への具体的なイメージも励みとなりました。 経済的な困難と未知の試験への不安を、両親、親戚、友人たちの支えで解決し、奨励生になれなかった悔しさを母の励ましで乗り越え、先輩たちと先生方との交流を深め、そうした周囲の支援を自分の頑張りに変え、遂に3年次で現役合格。喜びの中でも成果に溺れず、今後の恩返しを誓う謙虚で誠実な姿が、心に残ります。身に付けた忍耐力と資格を武器に、お母さんのお弁当の味を忘れず、これからは貴女が周囲を支え、相談者に自信を与えられる、そういう会計士になってください。

商学部会計学科3年 牧野 成譲

たくさんの方に支えられ合格できた公認会計士試験

やればできるという思いで難関資格を目指しました。今後はコンサルティング会社でいろいろな会社の経営を手助けしたいです。

講評

勉強が嫌いで、無断欠席する問題児だった高校時代。母の涙に触れて目が覚め、最難関である会計士となって恩返しをすると決めて、頭を丸坊主にして大学受験に臨みました。入門講座で熱意あふれる講師と互いを高めあえる仲間に出会い、携帯を封印して通学中も勉学に集中。大学対抗簿記大会に優勝し、奨励生にも選抜されましたが、ダブルスクールでの過酷な試練に耐えかね、脱落する仲間を見送る中で、弱気な自分を励ますため再び丸坊主に。鏡のなかの自分の姿を見つめ、気持ちを奮い立たせました。大学の先生方から深みのある知識を身につけ、丸暗記ではなく本質理解優先の学習をはかるなど、熱情と冷静さを兼ね備えた勉強への立ち向かい方が、3年次の現役合格という成果につながったものと思います。勉強嫌いだった貴方が、大きく成長して勝ち得たこの資格と専門知識を胸に、周囲を助けて社会に貢献できるコンサルタントとして、さらに飛躍されることを期待しています。

商学部会計学科3年 山本 陽野

文々両道 ~大学の勉強と公認会計士試験の勉強の両立を掲げて~

一度は諦めましたが、周囲のサポートのおかげで合格できました。今後は信頼される公認会計士になれるよう努力していきます。

講評

自分をより高めるため、最難関国家試験の一つと言われる公認会計士試験に挑戦することを決めました。また試験勉強を言い訳にしないよう、大学の勉強にも全力で取り組むことを決意しました。商業簿記の勉強を始め、その面白さに魅了され猛勉強した結果、2年次で日商簿記検定1級に合格しました。また同時に大学の勉強についても手抜きせず全力で取り組んだ結果、3度大学の学術奨学生に採用されました。 短答式試験に失敗し、挫折を経験しましたが、専門学校の先生方からの叱咤激励、我が子を信じて静かに見守ってくれる両親に報いるため、猛勉強した結果、公認会計士試験合格という目的を達成しました。「挫折にこそ唯一の成長の鍵がある」という事実を身をもって経験、克服された素晴らしい経験を活かし、今後も就職先の監査法人で、また様々なことに挑戦していっていただきたいと思います。

文学部人文・ジャーナリズム学科3年 池谷 祐香

私が夢を見つけたきっかけ

知的障害者のためのスポーツプログラムを通して健康運動指導士になるという夢ができました。決意表明としてこの賞に応募しました。

講評

総合型地域スポーツクラブのインターンシップやボランティアの経験で学んだこと 「生涯学習とは一体何なのか」という課題を探求するため、子ども自然体験リーダー、専修大学課題解決型インターンシップの総合型地域スポーツクラブなどのボランティア活動など、様々なインターンシップ活動に積極的に参加されました。心のうちに葛藤を抱えながらも、プログラムを分析、工夫し、自分なりに考え抜き、様々な失敗や喜びを経験しつつ、実行に向けて努力する姿勢が強い印象を与えてくれます。現在は、健康運動指導士を目指す傍ら「ハートクラブ」で活動されていますが、活動の一部が文部科学省委託・公益財団法人日本レクリェーション協会のガイドブックに掲載されるなど、障害者の生涯スポーツ普及支援への貢献が社会的にも評価されています。これからも、活き活きと輝ける活動を継続され、「心を支える人」として活躍されることを期待します。

文学部人文・ジャーナリズム学科3年 中澤 大伸

学生が全てを担当するラジオ番組制作、毎週FM西東京から発信 ~本当にやりたいことを見つけることが出来たチャレンジ~

震災によりラジオの大切さを痛感し、学生によるラジオ番組制作に参加しました。かけがえのない仲間と出会えました。

講評

自らの震災体験を通じて、「ラジオというメディアは不可欠で可能性を秘めた存在」であると感じ、かねてから好きであったラジオの世界に飛び込み、FM西東京で学生ラジオ番組「ミッドナイトスクール」に参加しました。10大学 31名の仲間と共に、番組の企画、制作に積極的に取り組み、また2014年10月から 2015年3月までは番組制作のチームプロデューサーとして、各メンバーが意欲を持って前向きに活動に取り組めるように尽力しました。自らの夢である「ラジオに関わりたい」という気持ちを大切に、様々な事柄に対して広い視野と探求心を持ち、果敢にチャレンジする姿に学生らしい清々しさを感じます。今後も、夢の実現に向けて、強い信念をもって、主体的・積極的に活躍されることを心から期待します。

商学部マーケティング学科2年 田添 健汰

高みを目指して

入賞できたことはとてもうれしいです。今の結果に満足せず日々進化して夢に向かって頑張りたいです。

講評

注目度の上がっている卓球をさらに盛り上げるため、活躍の中心になれるよう卓球の世界ランキングを常に意識し、自らの力量向上に向けてスウェーデンへ遠征しました。2カ月間の武者修行を行うことにより、自分を知り、世界を知り、自らの高みをひたすらに目指す中、世界のトップの実力にも自分が届くことができると実感し、モチベーションを高めました。果敢に挑戦する姿勢と行動力で、ITTF2015 サフィール国際オープン男子アンダー21で優勝、男子シングルスエリート3位、天皇杯・皇后杯平成26年度全日本選手権混合ダブルス3位という結果を勝ち取った功績は多大です。今後も、ワールドツアー、国際オープン等で結果を残し、日本卓球界を一層盛り上げていってほしいと思います。また、更なる高みを目指して、日本卓球界の中心として活躍されることを期待します。

Syake(シャケ)株式会社 応募者:ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科4年 三好 暖

理想的なデジタルコンテンツ販売の方法の提唱及びその販売方法によるWebサービスの実現とその主体となる株式会社の設立

学部の授業からスタートし、メンバーが入れ替わりながら現在に至ります。過去・現在のメンバーに感謝しつつ精進していきます。

講評

Web 上での不正コピー、著作権の強化が世界的に問題視されている現状に対して、「任価」という新しい概念を提唱し、その支払い方法によりコンテンツ販売を行うWeb サービス「SYAKERAKE(シャケラケ)」を立ち上げ、その主体となる「Syake(株)」を設立しました。 ネット社会が抱える問題、課題に対して、デジタルコンテンツの理想形、支払方法の理念・目的・定義の構築、議論、理論だてに至るまで、開発や経営における様々な苦労を経て、新しい仕組みの構築と会社の設立を行った姿勢と行動力は、他の学年の手本となるものであり、その功績を大きく評価します。この概念が社会に1日も早く認められ、人類の文化発展に寄与するよう、今後の活躍を期待します。

経済学部永江雅和ゼミナール応募者:経済学部経済学科3年 浦 祐介

渋沢栄一杯経済史・経営史ディベートリーグ優勝 慶応義塾大学に公式戦初勝利し4年ぶり2回目の優勝

社会に出ると一人で解決できない問題もあり、そんなとき助け合える仲間が大切。賞金はみんなで美味しいご飯を食べに行きます。

講評

渋沢栄一杯経済史・経営史ディベートリーグに参加し、今年度第13回大会において、4年ぶり2度目の優勝を果たしました。栄冠を逃した昨年の雪辱を果たすべく、肯定班と否定班に分かれ、相手校の理論を論破するために反論材料を練り上げ、レジュメとしてまとめ上げるという地道な準備を粘り強く繰り返し、チーム一丸となって戦い抜きました。途中、予期せぬ事情が発生し、結束やモチベーション維持が困難となりましたが、副ゼミ長が中心となり辛抱強くチームをまとめ、結束力を高めました。また、対戦する3年生を中心に、4年生は会場となった専修大学での開催準備を一手に引き受け、2年生も上級生たちをサポートし、まさにゼミ全体で戦い抜いた結果の勝利であったと言えます。一つの目的達成に向け、役割分担し、それぞれの責任を果たしながら一丸となって取り組み、優勝という成果を得たことを高く評価します。今後もゼミ一丸となった活動と活躍を期待します。

体育会ソフトテニス部応募者:経営学部経営学科3年 佐次本 啄也

8年ぶり関東リーグ2部復帰への軌跡 そして関東リーグ1部を目指して

伝統ある専大は素晴らしい OBがたくさんいるのが強みだと感じています。そうした方に指導いただき結果につながりました。

講評

2012年に4部へ自動降格したソフトテニス部の活動内容を見直し、立て直しを図りました。ただ1部に復帰するだけではなく、1部で存分に戦える強いチームになることを目的に、4部降格からの3年間、練習メニューの一からの見直し、練習時間数の大幅増大など、部員が一丸となって自発的な改革に取り組みました。 また、部員一人一人が主体性を持って練習に取り組み、明確な目的意識を共有し取り組んだ結果、見事に 2015 年秋季リーグにおいて優勝を成し遂げ、8年ぶりに2部復帰を果たしました。この功績は多大であり評価に値します。これからも1部復帰を目指し、チーム一丸となって練習に励まれることを期待します。

ライブラリークラブ愛好会応募者:文学部日本文学文化学科3年 森本 未祐

専修大学図書館と学生の架け橋へ ~図書館は成長する有機体~

企画・実行の難しさや、やりがいを経験することができました。これからも図書館を盛り上げる取り組みを考えていきたいです。

講評

専修大学図書館職員から、学生と図書館を結びつける活動を行ってほしいとの要請を受け、「図書館ボランティア」を立ち上げました。学生同士の愛好会という立場を超えて、図書館利用の推進という実社会に貢献する活動に踏み出し、図書館職員と週次で意識合わせを行うなど、これまでにない課題に正面から向き合い、様々な意見の取りまとめを行いました。試行錯誤しながら、全員が納得できる案の策定に向けて改善活動に取り組んだ結果、図書館に備え置く資料を選ぶ「選書ツアー」を企画し、選んだ本をPOPつきで紹介する「展示」を専修大学図書館で実施しました。学生と図書館の距離感を縮める活動を担い、その大きな第一歩を踏み出したことは、図書館を利用する多くの学生たちの大学生活の充実にも大きく寄与したものと評価できます。これからも、より多くの学生が図書館を利用することを目指して、積極的な活動に取り組むことを期待します。
Topへ