ニューヘブン
今日の取材のメインであるエール大学のスターリング・メモリアル・ライブラリーは、同大学と大学院を卒業した田尻稲次郎氏と、同法科大学院で2年間学んだ相馬永胤氏の足跡をこのライブラリーに残されている記録や資料から辿ろうというものです。
私たちが宿泊しているホテルから徒歩圏にあるエール大学は、前回お伝えしたようにニューヘブンの街の中心を成しており、まさに街のシンボルとして市民の誇りになっているようです。その一番の象徴としてホテルやレストランをはじめとするお店には大学のペナントのようなものが貼ってあったり飾ってあったりしたことが挙げられます。それはニューヘブンと大学が共に発展してきたことが、お訪ねしたライブラリーの職員のお話しからも伺えます。
1870年当時に田尻、相馬両氏が在席していた頃の街のストリート名が21世紀の今でも、ほぼ変わらず使われていることに、日本の場合と比べても驚きです。なぜなら、私たちが今日歩いた道を二人も学友らと語らいながら歩いたかもしれないと想像しただけで彼ら二人がぐっと身近に感じられるからです。現存している建物を眺めていると、大志を胸に秘めながら勉学に励んだ彼らの姿がとてもリアルに浮かんできました。それは作家である志茂田先生ならなおのこと。大イマジネーションを膨らませられたことでしょう。
同行してくださっている専修大学の今関さんが事前に丹念な準備をしてくれたことに、エール大学の専門のスタッフも彼らの資料を事前に準備して熱心に応じてくださったことに感激しました。
入館の際にはパスポートなど身分を証明するものの提示や書類の記入など少し面倒な手続きが必要でしたが、それだけ貴重な資料が集められているということでしょう。
通訳の方にお手伝いいただきながら資料の読み込みや確認と、ライブラリーの二人のスペシャリストに当時の教育内容や学生生活全般について、伺いました。先生の作家ならではの観点からの質問にもにこやかにユーモアを交えながらお答えいただきました。
きっと今回の作品に活かされると思います。皆さまもどうぞご期待ください!
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