専修大学育友会オフィシャルサイト

補助メニュー

コンテンツメニュー

専修大学育友会TOP 育友会について 育友会行事 学生支援 会報「育友」 Q&A
 

育友会についてサブコンテンツ

育友会行事サブコンテンツ

学生支援サブコンテンツ

会報「育友」サブコンテンツ

Q&Aサブコンテンツ

パンくず

育友会TOP会報「育友」バックナンバー111号子どもの夏休み&成長期

サブコンテンツメニュー

会報「育友」
最新号紹介
バックナンバー
111号

コンテンツメイン

最新号紹介 会報「育友」
子どもの夏休み&成長期
親ばかで結構!
商学部教授 蔭山雅博
大阪支部 塚本 尚江
今年の狂気的な猛暑の夏も強烈でしたが、私の心にず〜っと残る嬉しい出来事がありました。それは、帰省しているひとり息子が家族のために心を込めて食事を作ってくれたことです。

最初は私の朝食でした。少し甘めのだし巻き玉子とわかめのお味噌汁(写真)でした。

もう、嬉しくて嬉しくて、すぐに食べてしまうのがもったいなくて、携帯のカメラで撮影し、それでも足らずデジカメでも撮りました。本当にしっかり撮れているのかと確かめていると、それを見ていた主人が「親ばかだな〜」と笑い、息子も「本当に母さんは親ばかだねぇ〜」と照れくさそうに言いました。そして私はそれらをよく噛みしめて味わいました。

それからも4〜5日の間にきんぴらごぼう、天津飯、玉ねぎと豚肉の生姜炒め、キムチ鍋、お好み焼きと作ってくれましたが、どれもなかなかの出来で驚きました。

最後に作ってくれた中華風具だくさんのかき玉汁などは、彩りも良くおじいちゃんが「おいしい、おいしい」と連発でした。

そうかと思えば、いつものように息子が風呂上りにトランクス姿でリビングに現れ、背中を向けて「母さん、あせもがかゆいからムヒ塗って」と言い、お尻まで塗らされました。まだ、子どもじゃん!と思いながら塗っていると、「あんたら、いったい何しとるん!」と近くで見ていた夫からちゃちゃを入れられてしまいましたが、やいているのも分かりました。

今思い起こせば、息子は中学2年の冬、バスケの早朝練習と言い切り、ちょっと変だと思いながらも、親に内緒で早朝の新聞配達を敢行し、ついに自分のパソコンを手に入れました。また高校2年の春休みは、どこに行くの〜?と聞くと「オフ会の友達に会うから博多へ行ってくる」と言い、行き先のメモをポンと渡され「後で着いたら電話するから」と言い残し、さっさと福岡の博多に行ってしまいました。しかし、いくら待っても連絡がなく、息子の携帯電話に何度も電話するのですが音信不通。心臓バクバクもので生きた心地がしなかった数時間。結局、博多北区の警察に捜索願を出して、やっと行方が分かったのですが、おまわりさんに「ひとり息子さんに何かあったらいったいどうするんですか!しっかりしてくださいよ、お母さん!」とど叱られてしまいました。

商学部教授 蔭山雅博
だし巻き玉子とわかめのお味噌汁
そして大学3年の秋は、まだベンチャー企業をしていた時で、夜遅くに「ちょっと話を聞いてほしい」と弱弱しい声で電話をしてきました。いったい何があったのかと思いながら話を聞いていると、話し声が急に聞こえなくなってしまいました。心配していると電話の向こうでシクシク泣いているのが分かりました。そして、しばらく待つと何かが吹っ切れたようで、さばさばしていました。強気で一生懸命頑張りながらも苦戦していた息子が、とても愛おしく、そして確実に大人に成長していることを感じ取れました。

この1、2年の息子は、数多くの体験から、自らの失敗を失敗と人に言えるようになっており、それを次のステップの糧にしているようです。母親の目に映る息子は幼稚園のころからいつもハラハラ、ドキドキさせられっぱなしだったけれど、どこかでお前のことだから大丈夫と信じてもいて、面白がって見ている私もありました。これからも遠くから、息子の健康を祈りず〜っと応援しながら温かく見守っていこうと思います。