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支部懇談会講演より 就職について
今年の就職状況、そして、これからどう取り組むか
就職課長 皆木 龍二
企業の求める学生像
現在、売り手市場で就職は好調です。しかし、大企業はやはり狭き門であります。過去バブル期に、採用基準を下げて採用したために、ドロップアウトするとか能力が低くてついてこられない人材を抱えて、苦労された経験がありますから、あまりレベルは下げないで採用しています。
では、どういう学生が内定を取ることができるのでしょうか。企業が求める学生について、アンケートの結果を見ると、対人コミュニケーション能力が上位に挙がりました。逆に言うと、人と話せない学生が多いともいえます。今の学生は先輩後輩の間でもため口をきいて、敬語を使って話せません。無理やり話すと、「〜でございまする」とか、へんな言葉になったりもします。厳しい先輩がいるサークルや、アルバイト先などで過ごすと敬語が自然と身についてくるのでお勧めです。
それから「行動力、熱意」ということも企業は重視します。企業の採用担当者から聞いた話ですが、学生から「御社の会社説明会に参加したいのですが、どうしたらよいでしょうか」という電話があったといいます。まず電話をかけてきた熱意を評価したいし、言葉遣いもきちんとしていたので、こういう学生はぜひ採用したいと言っていました。
就職状況について
大手企業ですと10、11月くらいから徐々にオープンセミナーが始まり、2、3月ころには、エントリーシートを提出することになります。就職課では、エントリーシートの添削も行っていますし、面接やグループディスカッショントレーニングに有効な講座や模擬面接もやります。市販のノウハウ本に頼らなくても、就職課のプログラムに参加していただければ、十分な力を得られます。 現在の4年生の就職状況を簡単にお知らせします。7月に行った調査では71.5%が内定していました。前年の同じ時期よりも5ポイント高い数字となりました。そのうち就職を決めたという人が54.5%、昨年よりも12ポイント高い数字でした。最終的な内定率については昨年94.4%でしたので、今年は95%を軽く超えてくるだろうと思っております。この調査で驚いたのは、上場企業の決定率が45.9%だったことでした。日本で活動中の企業は124万社、その中で上場しているのは3900社でしかありません。昨年の同じ時期で、41.3%でしたので、ものすごい伸びです。
続いて求人の状況なのですが、昨年採用しきれなかった分を充足しようという企業がものすごい求人意欲を示しています。6月だけでも411社から求人をいただきました。累計で6437件に上ります。4年生でまだ就職が決まってないようでしたら、就職課に来るように言ってください。紹介する学生がいなくて逆に困っています。
親として心掛けること
注意してほしいことがあります。重複内定の場合、訪問してお詫びしていただかないとトラブルになる可能性があります。就職課で指導しますが、就職課に来ないで、電話で連絡してしまった男子学生でトラブルに至ったケースもあります。それから、内定者研修会に遅刻して、内定が取り消しになった学生もいます。内定を取ったからといって油断しないようにしてください。
3年生のご父母の方は、お子さんにこれから開かれる就職ガイダンスには出るように伝えてください。それから、就職活動をして何社も落とされるととても落ち込みます。そこで、落ちたときに気持ちが楽になる数字をお知らせします。昨年、NECに受かった学生さんの場合、エントリー数が200社、説明会に参加したのが100社、受験したのが60社、落ちたのが50社、受かったのが10社。上手な人の面接に倣いながら、だんだんうまくなっていったということです。この学生も50社落ちたのですから、何社落ちてもあまり気にしないでください。気にしないと言っても、落ちた数が25社を過ぎたら、さすがに「コリャおかしいぞ」と思って、就職課に行くように勧めてください。
1、2年生のご父母に申し上げます。入学したばかりですから就職のためにと何かを選ばせたり、やらせたりしないで、やりたいことをやらせてください。実際に大事なのは、やりたいことをやると、つらいときも逃げないで、何とかしようと頑張ることができるんです。そのハードルを越えたときに人間的な成長がある。面接のときに、そういう話をすると人事のご担当者に「こいつ困難があっても乗り越えられる可能性がある」と見ていただけます。
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