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支部懇談会講演より 学生生活について
学生が遭いやすいさまざまなトラブル
経営学部 准教授 大柳 康司
経営学部
准教授 大柳 康司
奨学金制度で気をつけること

私は現在、学生部で課外担当の次長をしており、学生生活におけるさまざまなトラブルに対応しています。私からは学生生活のこと、特に奨学金制度、未公開株についてご報告したいと思います。

まず、奨学金の制度についてお話します。奨学金にはさまざまなものがあります。ある奨学金をもらうと別の奨学金がもらえないものがあったり、奨学金ごとに制度が異なっています。奨学金の細かい制度はそれぞれ調べていただくしかないのですが、ご自分で判断せず、まず学生生活課の窓口に相談に来ていただけたらと思います。そうしていただけると、どういう奨学金があって、いつごろまでに申し込まなければならないかということもお知らせできます。

例えば、日本学生支援機構というところの奨学金制度があります。申請が通れば、卒業までの4年間受け続けられると勘違いされる方がいますが、学業成績が悪い場合には奨学金を止められる可能性もあります。毎年4月ころに学生生活課を涙ながらに訪れて、「これを止められると卒業できません!」と訴える学生さんがいますが、もうその時点ではどうにもならないので、ご注意いただきたいところです。

学生生活でのトラブルや悩みがある場合、健康面でしたら保健室、将来についてならキャリアデザインセンターといったように専門の窓口がございます。もしどこに行ったら良いか分からない場合は、まずは学生相談室に行き、専門の部署をお尋ねいただければと思います。

未公開株をめぐるトラブル

次に、未公開株取引におけるトラブルについてお話します。ありもしない未公開株を、今買えば数倍数十倍になるというような話を持ちかけて買わせるもので、2006年ころから問題になっているものです。昔ですと、ねずみ講というものがありましたが、それがマルチ商法になり、マルチまがい商法へと変化してきています。法の抜け道を探して巧妙になってきていますので、マルチまがい商法になると違法性があやしくなります。

今回の未公開株についても、違法かどうかが微妙なものであり、別の言い方をすれば手口が実に巧妙なものです。これは専修大学だけではなく、ほかの大学においても2006年ころから被害が報告されています。学生ローンを使ってお金を借りさせるという点で手口が共通しております。

学生ローンについてはここ2年くらいで国民経済生活センターに約2万件もの相談が寄せられています。学生ローンは学生証だけで50万円を限度に、即現金で貸してくれます。学生ローンは通常かなり金利が高いということをお子さんにお知らせ下さい。

今回の被害者は3年生以上の男子学生という点で共通しています。二十歳を超しますと成人になりますので、正式な契約をすることができます。未成年ですと契約の取り消しができますので、狙われるのは二十歳以上なのです。

大学の友人やサークル、合コンなどで知り合った相手から勧誘されるケースがありました。勧誘の仕方にはすべてマニュアルがあって、こう言ったらこう答える、こう言ったら違法だということまで細かく書かれているそうです。この手のものは株についてまったくの素人が聞くとそんなおいしい話はないと思うのですが、中途半端に知っている人が引っかかる傾向にあります。高額のお金を支払うときには、相談しなさいとお子さんにお話してください。困ったことがあれば、学生相談室などに相談に来ていただけるようお願いします。