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会員寄稿 109号を読んで
更なる努力を忘れずに
群馬支部 新井 敦子
『育友』109号の学生の挑戦で紹介いたしました新井聖一くんのお母様からの投稿です。息子さんが公認会計士試験に合格された日のことを思い出し書いて下さいました。
『育友』98号(2003年6月号)で「公認会計士への道」を読み、計修会・会計士講座等、資格取得のバックアップがしっかりしていて、子供の目標に合った大学であることを認識することができました。

高校生のとき、学校行事で会計士の方の講演を聞いて「僕は公認会計士になりたい」と突然言い出し、「親の挫折した道だから…」と言うと、「やってみなければ分からないでしょ」と反論されたことを覚えています。大学に進まないと取れない資格であることを知り、真剣に取り組む姿に「本気なんだな」と受け止め、見守っていました。

鼓笛教育に力を入れている幼稚園に3年間通い、小学校時代は少年野球と鼓笛に頑張る子でした。小学5年生になった頃、算数がよく分からないと言われ、慌てて算数だけ教えてくださる先生にお願いしたことがありました。

中学校も部活は野球、高校時代も伝統校と呼ばれる公立高校の硬式野球で早朝から夜遅くまで練習の毎日、卒業式には皆勤賞もいただきました。忍耐強さはそんな中で培われたのでしょう。

相談したうえで専修大学の受験を決め、合格の知らせをいただくと、入学までのこの時期が大事と、高校の創立100周年の文化祭実行委員長を懸命に務めながら、簿記の勉強にも励んでいました。

下宿が決まり、「テレビは要らないが経済新聞は取らせて欲しい」と言ってきました。目標を持つとしっかりするものだと、一直線に進む姿に何も言えませんでした。

大学2年生の間に、家に帰ったのは1日だけで、家では勉強に集中できないと元日に日帰りしたときには、よくここまで集中できるものだと我が子に感心していたのが本音です。

二次試験の合格発表前日、「受かっているといいね」と電話を入れるとすこし心配な様子が伝わってきました。

11月20日昼、家の玄関に見慣れない靴があり、「合格」を自分で伝えに帰った子供の姿がありました。何度か「電話が来ないネ」と家の者と話していましたが、その顔を見た時は、嬉しさと同時に驚かされました。息子はすぐさまパソコンに向かい、インターネットで自分の受験番号を見つけ、プリントして見せてくれたのです。

アルバイトもせず、少ない生活費をやりくりして頑張り通した息子に感服です。

東京へ5時頃までに帰るとのことだったので駅へ送ってあげた帰り道、前橋市内から偶然大きな二重の虹が見えました。そのことを電話で伝えると「お祝いだね」ととても喜んでいました。

大学3年で公認会計士に合格したと言っても信じてくださらない人もいて、「すごいなぁ」って再認識させられています。

最短距離での合格は、本人の努力ももちろんですが、専修大学にお世話になり、何よりも勉学の環境に恵まれ、友人に恵まれ、先生方に恵まれたおかげと家族を代表して心より感謝申し上げます。

この頑張りを忘れずに“Going My Way!”で進んで欲しいと思います。

尊敬するある人が「夢を育てるものは努力です。努力すればするほど夢は大きくなっていく。…夢という宮殿は『努力』という地道な石を重ねてできあがっていくのです」と語っていました。

同じ道を目指している方々に、心からエールを送ります。